やめたい

ミスが多くて看護師をやめたいあなたへ。やめる?続ける?具体的な行動を紹介!

若手の看護師であればある程、「何か大きなミスをしてしまった」または「いつもミスばかりしてしまう」ことでやめたいと感じてしまうものです。

その1番の原因は「命」と「人」が関わるからです。

  • ミスによって患者の命に影響を与えるのが怖くて辞めたい
  • ミスばかりして仕事が出来ない自分が嫌
  • ミスが原因で先輩に怒られるのが嫌

命の責任感、怖い先輩の存在、激務によるミスの誘発。

はちみつ
はちみつ
看護師の仕事は激務であり、ミスはつきもの。しかし1つのミスが命に与える影響や先輩の地雷を踏みかねない。そんなプレッシャーの中、日々みんな頑張ってるよね。

上記のような理由が当てはまる方は是非最後まで読んでみてください。

このブログから得られるもの
  • ミスに関する看護業界の文化を知ることができる
  • ミスに対する考え方・捉え方を知ることができる
  • ミスによる影響が少ない部署があることを知ることができる
  • 部署を変える手順
  • 病院・施設を変える手順

それでは具体的にみていきましょう。

ミスに関する看護業界の文化


看護師の業界では一般的にインシデントやミスは、同じことを繰り返さぬようにとそのミスやインシデントを状況報告書を記載して医療安全チームやその部署内で広く共有する仕組みになっています。

はちみつ
はちみつ
学校でも習うけど、これはミスした人を吊し上げるものではなくて、あくまで同じミスが今後起こらないようにするためのものだよね。

ここで厄介なのが、看護師の仕事が激務すぎてどうしてもミスが起こりやすくなってしまうこと。

さらに、自分がどれほど注意していても「点滴が抜かれた」「気づいたら転けていた」なんてこともありますが、それも全て報告書行きです。

ただ中には、ミスした人物を吊るし上げようとしたり、執拗にミスしたことを攻撃する看護師もいます。

はちみつ
はちみつ
そりゃミスが続けば、自信もなくなるし嫌にもなってくるよね…
看護業界のミスに関する文化
  1. 業務に関連する多くのミスは状況報告が必要
  2. 業務が煩雑で激務のためミスが起こりやすい
  3. 夜勤など勤務時間が長い時はときにミスが起こりやすい
  4. 自分はしっかりしていても患者によってミスが起こる、または誘発されることがある
  5. 状況報告の記録が割と大変
  6. ミスが患者に影響を与えることも多く、ミス一つの看護師に与えるダメージが大きい
  7. ミスをすると執拗に攻撃していくる先輩がいる
  8. ミスをすることで怒られやすい
はちみつ
はちみつ
私自身も新人のことはミスをすることは「悪」だと認識させられるぐらい執拗に怒られ、記録をさせられていました。

ではこのミスを乗り越えていくにはどうすればいいかを次に説明していきます。

ミスに対する考え方・捉え方


結論から言うと、私が伝えたいのは1つです。

「看護師である以上経験年数は問わず、想定内・想定外のミスはつきものであり、患者の命が無事ならとりあえず気にせず行こう」

これにつきます。

はちみつ
はちみつ
看護師の仕事は非常に複雑かつ多忙を極めるからそれを毎度完璧にこなそうとする方がむしろ難しいんじゃないかな??

ミスを次に生かす、同じことをできるだけ繰り返さないことは非常に重要です。

ただ一つ一つを全力で受け止めていては心が持ちません。

看護師の経験が増せば、危険回避能力や危険予測、直感も研ぎ澄ませれていくので自然とミスも減っていきます。

さらに言うなら、そのミスは本当に全てあなたのせいでしょうか??

ミスを誘発するようなシステムや環境要因、その他もろもろ…ミスを起こしたあなたばかりが責められる事ばかりではありません。

はちみつ
はちみつ
看護師の業界はミスしてなんぼだよ。

私はミスが多い看護師が出来ない看護師とは思いません。

私自身、新人には患者に大きな影響が出ないミスをたくさん経験してもらいたいと思っています。

そのほうが、自分の危機管理能力が絶対向上しますので、おいおい立派な看護師になれます。

はちみつ
はちみつ
ちなみに私はラインの自己抜去なんてもう数えられないぐらいされてるよ!転倒転落、自己抜管、CV自己抜去、PICC自己抜去、薬の投与速度間違い、EVD・スパイナルドレーン関連、患者誤認、呼吸器の酸素配管つなぎ忘れ(NPPVでしたが、そのせいで挿管されそうになりました)など今ぱっと思いついただけでこれだけあるんだ…。もう少し時間をもらえれば倍以上は出せるよ!

こんな私ですが、今ではICUで教育担当をし、勤務の基本はリーダーで学会発表もし院内では横断的に働く役割も頂いています。

お局も克服し、今では働くメンバーを気にして勤務表をガン見してから出勤したりすることもなく、誰と働いてもいつも同じパフォーマンスができるようになりました。

はちみつ
はちみつ
みんなもきっと乗り越えられると思うよ!

ミスしてもダメージが少ない部署の特徴


当然の如く、ミスをしてもダメージが少ないのは、ミスが患者に与える影響が少ない特徴の部署です。

ミスしてもダメージが少ない部署
  • 慢性期病棟
  • リハビリ・回復期病棟
  • 一部一般外来
  • 重症患者のいない部署
  • クリニック

上記が挙げられると思います。

逆にミスが影響を与えやすい部署は内容にもよりますが以下のようになります。

ミスが患者に与える影響が大きい部署
  • 集中治療室、ハイケアユニット
  • 救急外来
  • 小児や化学療法を専門とする部署
  • 急性期病棟
  • 手術室

そもそも重症な患者がいない部署になれば、ミスが患者に影響を与えることも少なくなることは想像がつきます。

自分のミスが患者に与える影響を気にするなら、より軽症・慢性期を取り扱う部署へ。

自分のミスの量が気になるなら、忙しくなく安定した部署へ。

上記へ異動することも視野に入れると良いでしょう。

部署を変える手順


上記の話を踏まえて部署を変えたいと言う人は以下の流れに沿って行動しましょう。

部署を変えたい人
  1. 異動したい部署を決める〜できるだけ興味のある部署へ〜
  2. 異動したい部署の情報収集をする
  3. 異動の意思を管理職へ伝える(注:自分の意思を必ず明確に提示すること)
  4. 今の職場での役割を引き継ぐ(係など)
  5. 部署異動に向けた面談の準備や勉強をする

大きくはこの流れです。

部署を異動するにしても、全く興味のない部署で働くのはなかなかモチベーションが維持できないことが多いです。

はちみつ
はちみつ
少しでも興味のある部署の方が、仕事を楽しくできると思うよ!

また異動先の部署の情報収集は事前に済ませておきましょう。

  • どんな患者が多いのか
  • 業務内容や部署のルール
  • 患者の重症度
  • 働いてるスタッフの質

上記内容を事前に得ていれば、働き始めてからのイメージもよりつきやすくなると思います。

病院・施設を変える手順


病院や施設を変えたい人は以下のように行動しましょう。

病院・施設を変えたい人
  1. 自分がどのような職場で働きたいかを明確にする
  2. 早めに転職サイトへ登録して新しい職場を探し始める
  3. 管理職へ相談する
  4. 今の職場での役割を他者に引き継ぐ(係など)
  5. 転職に向けた履歴書や面接の準備、勉強をする

病院や施設を変えるとなると、働く環境はガラッと変わります。

よりミスへの影響が少ない病院や施設の部署に就職することを目指すと思いますが、それだけではなくより具体的にどんなところで働きたいかと明確にしましょう。

はちみつ
はちみつ
自分の希望が明確じゃないと、ミスは気にならなくなったけど、労働環境が悪い!なんてことになりかねないからね!

物事の考え方、捉え方を変えるだけで辛い気持ちも楽になることがありますが、辛いまま働き続けるのは患者にとっても、あなた自身にとってもあまりよくありません。

転職サイトを利用して、転職にプロに直接相談してみましょう。

自分の気持ちが穏やかで、かつ看護師としての力を十分に発揮できる職場がきっと見つかると思います。

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