心電図に興味がある、もしくは心電図を勉強しなければならないと思っているけど、
「時間がかかりそう」
「仕事もあるし他の勉強ややりたいこともあるから時間はそんなに割けない」
と思って勉強に手をつけずに先延ばしにしていませんか??
しかし心電図がある程度読めるようになった今、自分の過去を振り返って、
「あの時ああしておけばよかったな」
と感じたことや、
勉強時間を短縮するために
「今だからわかること」
があります。
今回はそれらの内容を具体的に伝えていきたいと思います。
この記事を読んで「心電図を勉強する時間は短縮できる!」
と言うことを理解していただけると幸いです。
最短で学ぶための順路
心電図を学ぶ時間を短縮するためには「心電図の特徴」を理解することや「学ぶ順番」が重要になってくると私は思っています。
まずは基本形を学ぼう
何はともあれまずは基本中の基本を学ぶことです。
PQRSTの標準的な波形、P波・QRS波・T波が心臓の何を意味しているのかを覚えることが大切になります。
波形ではなく特徴を学ぼう
心電図を学ぶ際に波形を「丸覚え」することはご法度です。
それでは時間がいくつあっても足りなくなってしまいます。
なぜ丸覚えがいけないけというと、患者さん一人ひとりによって波形は全て違うからです。
同じ不整脈でも波形が一定ではないので、波形を丸覚えするといつまで経っても心電図が身につきません。
不整脈の特徴を捉えることが大切になります。
不整脈のまとまりごとに学ぼう
「不整脈のまとまりごとに学ぶ」ことも効率よく勉強する方法の1つです。
例えば、
「徐脈性の不整脈」
「頻脈性の不整脈」
「ST変化を伴う不整脈」
などです。
さらに言うなれば、頻脈性の不整脈でも種類があり
「心房性の頻脈性不整脈」
「心室性の頻脈性不整脈」
などに分けられます。
それぞれのまとまりごとに学ぶことで、お互いを関連させながら勉強できます。
さらに自分の得意なまとまり、不得意なまとまりが理解できることもメリットです。
心電図の中でも自分の得手不得手を理解することが最短で学ぶコツになりますよ。
関連した不整脈はまとめて学ぼう
「関連した不整脈」というのは、例えば
「PVC」と「PVC2段脈・3段脈」と「VT」
であったり
「PAC」と「AF」
などのことです。
P派に関連した不整脈やQRSに関連した不整脈、同じような特徴を持つ不整脈を関連して学ぶことで、まとまりで覚えるのと同様にお互いを関連させながら勉強できます。
バラバラに覚えてしまうとどうしても参考書を行ったり来たりしますし、学んだ知識が分散されて忘れやすくなってしまいます。
関連したものを一緒に覚えてしまうことで、頭にも強くインプットされるので、覚えやすくもなりますよ。
最後に
まずは心電図の基本中の基礎のPQRSTの波形と意味を学びましょう。
あとは目次通りに勉強を進めて行けばオッケーです。
心電図の基本 PQRSTの刺激伝導系を学ぶ
P波、QRS波、T波の波形を意味を学ぶ
不整脈のまとまりごとに学ぶ(頻脈性・徐脈性・ST変化・致死性不整脈など)
関連した不整脈を学ぶ (PVCとVT、PACとAFなど)
ただ、自分一人でどうしても理解できない内容や参考書を見てもわからない場合は、素直に先輩や医師に聞くのがいいです。
理解している人から直接話が聞ければ、それも最短で学ぶための方法の一つになりますので。
以上になります。
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