今回は「心電図って苦手・怖い」と思っている人に向けてメッセージを送りたいと思います。
この記事を見てくれている方は少なくとも「心電図を読めるようになりたい」、もしくは「心電図に興味がある」人だと思います。
心電図は一般的に【難しい】【怖い】【苦手】というイメージを持たれ易い分野です。
このような負の感情を持ってしまう理由として挙げられるのが、
「単一ものでなく個人差がある」
ことや、
「急変に心電図を理解できないとまずい」
「読み間違えると大変なことになるという恐怖感」
がそうさせていると思います。
心電図を勉強する前に上記のような、
「心電図を皆がどう捉えているのか」
を知っておくことが非常に大切になります。
なぜなら心電図への負のイメージの多くは「先入観」であり、先入観が勉強をより困難にする可能性があるからです。
考え方を少し変えるだけで心電図に対するイメージがガラッと変わりますよ。
心電図の捉え方が勉強を困難にする
心電図の捉え方を変えるだけで自身の持っている心電図のイメージをひっくり返せる
と言ったらあなたはそれを信じますか??
そもそも看護師の心電図に対するイメージがどのようなものなのでしょうか??
心電図が苦手という看護師の頭の中には下記のようなイメージがあるようです。
個人個人で波形が異なる
実際の波形が教科書と異なる
読み取り方に例外があったりする
緊急を要することが多いため早急に正しい判断が必要
読み間違えることで大変なことになる
心電図が苦手を感じている方は自身に当てはまる内容が1つ2つあるのではないでしょうか??
このようなイメージが心電図に触れる看護師に負のイメージを植え付け、心電図の勉強を困難にさせています。
全ては先入観?
多くの方が苦しんでいる心電図への負イメージですが、苦手を克服した私から言わせれば、全て
「先入観」
でしかありません。
確かに波形が異なったり教科書と違うからいくら勉強しても仕方ないと感じてしまう方もいると思います。
つまり「どの心電図も一律じゃない」と感じてしまうのです。
しかし実際に勉強を進めてみると、基本を覚えてしまえばどんな人の心電図を見てもしっかりと「これはこの不整脈だな」という判断ができるようになります。
先入観や思い込みで難しいと感じてしまっているだけでちゃんと理解できる教材や教育があれば決して困難に感じることはありません。
ただやはり先入観や思い込みは非常に厄介な存在で、本来達成できるものが失敗に終わったりすることがよくあります。
さらに勉強をさせる気を失わせて、心電図からできるだけ避けて通る道に行こうとしてしまいます。
実際に心電図はそんなに複雑で難関で訳のわからないものではありません。
現に私を含め、先入観を打ち破った人たちはどんどん心電図を好きになってますし、苦手意識もありません。
心電図の勉強を始める前に
心電図に対する過去の負イメージを取っ払ってしまいましょう。
学生時代の心電図に対する印象、今現場で働いている時に心電図に対する印象、人によって様々ですが、負のイメージは全て先入観です。
勉強すれば誰でも必ず心電図を理解できるようになります。
誰もが理解できますし、誰もが使いこなせるようになります。
勉強し始めて行けば一定のところで
「あれ?意外と面白いかも?」
とか
「あれ?そんなに難しいものじゃなかったかも」
ときっと感じられるようになります。
先入観だけで心電図の勉強から遠のいてしまうのは本当に勿体ないことです。