皆さんは職場で万年筆を使っている人を見たことはありますか??
万年筆って高いしなんか職場では使いづらそうだし、管理も大変そうだし私には合ってないなぁなんて思いを持っているあなた!
実際私も万年筆は使ってみたいと思ったことはありましたが、職場では流石に使えないなぁと思っていました。
しかし、たまたま最近万年筆を使っている医師がおり、万年筆を使っている理由やそのメリットについて色々聞いて、実際に自分で使ってみたので、実際をお伝えしようと思います。
万年筆を使っている医師との出会い
私の職場にとある医師がいました。
その方は中国出身の方で、大学から日本に来て日本語の勉強と医師の勉強をし、今現役の医者として働いています。
うちの病院の同世代の医師の中でもTOP3に入る超優秀な先生です。
その先生は小学生の頃から万年筆を使っていました。
その先生の地域では、小学生は鉛筆か万年筆しか使ってはいけなかったそうです。
なぜなら、鉛筆や万年筆は書けば書くほど字が綺麗になると言われていたからだそうです。
実際によくボールペンも使っていたそうなのですが、ボールペンは滑りすぎてしまうため字の練習にはならないそうです。
他にも万年筆には色々なことが言われています。
上記の内容も含めて解説していきます。
紙とペンの適度な摩擦
看護師はボールペンを使用するケースが圧倒的に多いと思います。
私も社会人になってからはずっとボールペンでした。
上記にも書いたようにボールペンは、紙面を滑る感じがありペン先のコントロールが難しいのです。
普段からボールペンばかり使う人にはあまり実感はできないと思いますが、、、
万年筆はボールペンに比べると紙との摩擦間を感じやすく、ペン先のコントロールが効き易いと言われています。
ペンの角度
ボールペンはペン先にちっさなボールがついていて、そこが回転することでインクが出るのはご存知でしょうか??
なので、ボールペンはペンを寝かせて書くと、ペン先のボールがうまく回らず、インクが出にくい特徴があります。
逆に、万年筆はあまり立てるとうまくインクがでません。
むしろ寝かせて書くとよくインクがでます。
書く速度
ペンによりますが、万年筆はあまり速く書くとインクが出にくい傾向にあります。
そもそも、忙しい仕事の最中、ノックしてすぐにメモできるボールペンと違い、一部のものを除き、万年筆はキャップを外すという手間がかかります。
つまり万年筆だと、あまりに急いでいるときはおのずとボールペンに手が伸びます。
万年筆を使うとき少し余裕のある時にしようとなぜか自然に思えるので、ゆっくり書く癖がつきます。
そうすると、ペン先のコントロールがしっかりできて、字が上手になったように感じがして、それがやがて「万年筆で書くと良い字が書ける」という自己暗示につながっているのではないかと思います。
ペンの高級感が字を綺麗に書く意識を芽生えさせる
万年筆は安くても「数千円」はします。
普段からそれほど高価なペンを使うことが少ないのではないでしょうか??
実際に使ってみるとわかりますが、高級なペンを使っているという自覚が、きれいな字を書こうとも思わせてくれます。
本人使用の書き心地
これは医師が言っていたのですが、
「万年筆は書けば書くほど本人仕様になって行く」
という事でした。
つまり、どんどん書いていると本人の書き癖が万年筆についていき、他の人がその万年筆を使うとうまく書けないそうなんです。
自分だけの万年筆がどんどん作られて行くってことですね。
購入のハードルと使用感
万年筆は高いイメージがありますよね。
僕もそうでしたが、意外と3000円程出せば買えるものもあるんです。
実際に、文房具のITOYAで3000円程で購入可能でした。
今までボールペンを買って使っていた身としては3000円のペンを買うこともにかなり抵抗はありました。
しかし、先生に購入のきっかけを与えてもらいましたし、前々から使ってみたいと思っていましたが、今やらないといつ買えるかわからないと思ったので、思い切って買ってみました。
最初の最初は少し書きにくいなと思ったのですが、なれてくればものすごくなじみます。
万年筆の中でもかなり安いものですが、しっかり万年筆です。
インクの出方や、字の書きやすさ、なによりも万年筆を使っているという自分への自信がものすごくプラスに働いているという感じです。
これは間違いなく買ってよかった商品だなと思いました。
まだまだ初心者なので、どんどん使い慣れてきたら良い万年筆にレベルアップしていく予定です。
買っても職場で万年筆を失くしそう・・・?
看護師あるあるだと思いますが、胸ポケット等に入れているボールペンがすぐに無くなったりしませんか??
実際にボールペンはすぐになくなります。
おそらく大切じゃないボールペンは扱いもそこまで丁寧ではないからだと思います。
ただ、私は万年筆を使い始めてから1年以上は経ちますが一度も無くしたことはありません。
それは、大切なものだと意識していることが大きいと思います。
安いものではないので、書いた後にそこらへんに「ポーン」とほったらかすことはしません。
キャップもあってボールペンより少し大きいので存在感もあります。
何より、万年筆を使っていることを周囲の人に認知されることで、手元から少し離れてもすぐに周りが気づいてくれて自然と自分のところに戻ってきます。
周囲の目は大丈夫なのか
私の職場は全くもって問題ありませんでした。
皆とても興味を持ってくれて、いろんな人に上記のようなメリットについて何度も話をしたぐらいです。
むしろ真似して使ってくれる人もいるぐらいです。
インク交換も簡単
ボールペン等と同じで万年筆もインク交換があります。
ボールペンのように芯の部分だけ付け替えるというのもできるのですが、少しコストもかかるのでできるだけ費用を抑えるためにボトルインクを買うことにしました。
ボトルインクは液体のインクが瓶詰めされていて、そこに万年筆の先を浸してインクを補充する方法です。
これには専用のコンバーターという「ビンの中のインクを万年筆に引き上げる吸引グッズ」のようなものを買う必要があったのですが、500円前後ぐらいです。
これでずっと使いまわせると思えば安いものです。
そして実際にモノがそろった後の初めてのインク交換も、とても簡単でした。
ネットで調べながらやりましたが、そんな必要もほぼないぐらいです。
そしてインクを万年筆に吸っている作業もまた、万年筆っていいなって感じる瞬間でしたね。
全体の感想
個人的には一度使うとはまります。
今まで使ったことがない方は人のものを借りてでも是非使ってみてはいかがでしょうか??(使い慣れていないですが、他者の万年筆は他者仕様になっているので書けないと思いますが笑)
字が書くのが楽しくて仕方なくなりますよ!
または大切な先輩や後輩へのプレゼントにもしても素敵な贈り物になると思います!
私は実際に使っている万年筆を紹介しますね。
コンバーターです。
インクを交換する際に必要な人はボトルインクもどうぞ。
様々な色があります。
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。