近年、医療現場ではクロックスの使用頻度がかなり増えてきています。
ひと昔前はクロックスは禁止としている病院も多かったのですが、現在ではクロックスも安全面や使いやすさが向上して、様々な職場で利用されています。
私が勤務している病院も過去はクロックスが禁止でしたが、今は売店で売っているほどで使用に関して制限はありません。
- クロックスを使ってみたいけど実際の使用感は?
- 今のナースシューズより優れている点が知りたい
- 今のナースシューズより劣っている点が知りたい
- 費用対効果や清潔感についても知りたい
- どこで買うべき?
上記のようにクロックスについて色々疑問があると思うので、一つ一つ解説します。
- スニーカータイプの特徴
- クロックスの特徴とメリット
- クロックスのデメリット
- お勧めの購入方法
スニーカータイプの特徴
多くの看護師が利用しているスニーカータイプのシューズには以下のようなメリットデメリットがあります。
- 長時間はいても疲れにくい
- デザインがシンプルでどこの職場でも使える
- 様々なデザインがあり、自分好みにも当てはまりやすい
- 汚れやすい
- 交換頻度が高い
- 蒸れやすい
- 匂いがこもりやすい
- モノによっては高価
看護師は立ち仕事が多く、かつ動き回ることが多いので、足が疲れにくいことが重要になります。
また、デザインも豊富で、デザインで少し遊んでもいい職場やそうで無い職場などで使い分けできるのもメリットです。
反面、汚れやすいというのは最大のデメリットです。
仕事柄、どうしても汚物や血液・薬液等がスニーカーについてしまうことがあります。
すぐに綺麗にできればいいですが、なかなか丁寧に手入れをしている余裕もなく、気がつけば「この前買ったばっかりなのにもうこんなに汚れてる・・・!」なんてことになっています。
なので、使用期間も比較的短く、私の職場では1年前後で新しいものに交換している人が大多数です。
医療用クロックスのメリット
- 長時間履いても疲れにくい
- 抗菌、防臭作用あり
- 足先(足の甲)に穴が空いてないため安全
- 着脱が非常に楽
- 清潔を保ちやすい
- コスパが良すぎる
- オシャレに履ける
メリット1:長時間履いても疲れにくい
クロックスの見た目で、「絶対に足、疲れるじゃん」と思う方も多いかと思います。
しかし実際に使ってみると、意外にも足への負担は少なく、疲れにくいです。
これには衝撃吸収素材の「クロスライト」によるモノです。
このクロスライトは「抗菌作用」と「防臭作用」もあります。
メリット2:足先(足の甲)に穴が空いてないため安全
本来クロックスには足の甲に穴が空いていますが、医療用クロックスにはそれがありません。
クロックスが問題になるときの医療施設側の言い分としては、「足先に穴が空いていると、針などの落下物があった際の安全に問題があるから」というのは多いと思います。
また医療用クロックスには足の甲ではなく、側面に穴が空いているものがあります。
これにより「通気性」がよく、足が蒸れにくいため、臭いも篭りにくくなります。
横穴が空いていないものは、「防水」に優れていますが、医療者は水浸しのところを歩いたりすることもあまりないので、横穴が空いているもので良いでしょう。
メリット3:着脱が非常に楽
クロックスはスリッポン同様、非常に着脱が楽です。
クロックスであれば、ご飯を食べてる時や座って記録をしている時にさりげなくクロックスから足を解放することができます。
メリット4:清潔を保ちやすい
クロックスの生地はラバー素材なので、汚れがついてもクロックス自体に染み込むことがありません。
つまり汚れは全て表面的なものになるので、アルコール綿や消毒布で拭くだけで簡単に綺麗になります。
丸洗いも可能です。
メリット5:コスパが良すぎる
清潔を保ちやすいと大きく関係しているのですが、清潔に保てるために常に綺麗な状態を維持できます。
つまり、吐物や排泄物で大きく汚染されてしまったか、底に穴が空いてしまったとか、踵がすり減ってしまったということがない限り、使い続けることができます。
定期的に拭き掃除をするとさ状態を綺麗に保てます。
私の場合、一般的に医療スニーカーは1年で交換することを考えるとその5分の1の費用しかかかっていないことになります。
私がこの話を職場の人にするようになってから、周りにクロックスの人が増えました。
メリット6:オシャレに着こなせる
そもそも医療用のクロックスが流行りだしたのはドラマの影響が大きいようです。
ドラマの医療現場で使われたことをきっかけに爆発的に売り上げが伸びたようですが、実際に使いやすく今では様々な施設の医療者が愛用しています。
クロックス自体がオシャレなアイテムではありますが、クロックスはピンなどをつけて装飾することもできるので、自分の好きなピンをつけてオシャレに可愛くすることもできます。
白衣にも合いますが、個人的にはカラースクラブに非常に合います。
医療用クロックスのデメリット
実際に使用して感じたデメリットも含めて説明します。
- 病院によっては使用できない
- 慣れないうちは突っかかる
- 底がすり減ると水気の場所で滑りやすくなる
デメリット1:病院によって使用できない
病院によっては使用を禁止のところもあります。
また、クロックスを利用することで怖い先輩に目をつけられる可能性があるようでしたら、使用を控える方が得策かもしれません。
デメリット2:慣れないうちは突っかかる
実際に履いてみるとわかりますが、特に履き始めはかなり底のストッパーがかかります。
普通に歩いていても突っかかってこけそうになることが何度もありました。
慣れるとそうでもなくなりますが、そういったデメリットもあることを知ってもらえればと思います。
実際にこけたことはないですが、ちょっと恥ずかしいです。
デメリット3:底がすり減ると水気の場所で滑りやすくなる
クロックスは非常に長持ちしますが、長期間使用すると、底がすり減ります。
突っかかることは少なくなりますが、逆にストッパーが効かなくなるため、特に水気の場所では滑りやすくなります。
クロックスのおすすめ購入方法と値段
シューズに関しては多くの人は試着してから買うものです。
結論から言うと購入は「ネットが時間、お金ともに節約になり」一番おすすめです。
クロックスの公式HPに飛ぶと以下の情報が手に入ります。
- 足の実寸サイズの測り方
- 体格から合致するサイズ
- 男性、女性による違い
- 様々な指標別サイズ設定
- レビューによるサイズ感
この情報をもとに自身のサイズに合い、かつ気に入ったデザインのクロックスを選ぶと良いでしょう。
例えば25.5cmの人なら26cmを選びます。
ちなみにクロックス公式HPでクロックスを買うより、楽天やアマゾンで購入した方が数百円安く買えます。
- 公式HPでサイズを確認する
- 好きなデザインを選ぶ
- 好きなネットショッピングから購入する
これで安く、手早くクロックスをゲットできます。