看護師として働く上で、残業問題に悩まされている人はかなり多いのではないでしょうか??
看護師の仕事は患者さんありきの仕事なので、多少の残業はどうしても発生してしまうことはあります。
しかしその残業代はしっかりと支払われていますでしょうか??
また過度な残業に悩まされていませんか??
今回は残業をできるだけしたくない看護師、またはしっかりと残業代を支払ってくれることを望む看護師に向けて、
「残業がない、もしくは残業代がしっかりと支払われる病院」
を見つける方法についてお伝えします。
どうして残業が多くなってしまうのか
そもそもなぜ残業が多くのなってしまうのかを整理したいと思います。
大きな理由としては5つほど考えられるかなと思います。
受け持ち患者が多い
働いてるスタッフが少ない
係活動や会議への出席
勉強会への出席
気を遣って帰れない
受け持ち患者が多い
シンプルな理由です。
一般病床にありがちな話ですが、受け持ち人数が多く、ナースコール対応や処置、リハビリなど業務をこなすことにいっぱいいっぱいになってしまうために、記録が間に合わないパターンです。
次に勤務帯の看護師に引き継いでから人数分の記録等をこなすためにどんどん残業が増えてしまいます。
この対策としては、
・周囲のスタッフと連携を取る
・ユニット系や外来など、受け持ちの少ない部署に移動する
・急性期病院を避け、リハビリ病院や受け持ちが少ない看護比率を採用している病院を選ぶ
等が考えられます。
働いてるスタッフが少ない
そもそも少しブラックな病院であったりすると、看護比率が患者に見合っていないことがあります。
必然的にたくさんの患者さんを看護することになり残業が増えてしまいます。
スタッフが少ないこともそうですが、なぜスタッフが少なくなってしまうのかも考える必要があります。
例えば、ブラック病院のためにスタッフがみんな疲弊していて、頻繁に病欠や欠員が出てしまうなんてこともあります。
中には病欠することや遅刻することにためらいがないスタッフもいます。
看護師の仕事は周囲のスタッフとのチームワークも大切になりますので、そういった風習のある病院や部署は、どちらにしても早々に離れたほうがいいかもしれません。
・看護比率が患者に見合っていない
・スタッフが疲弊していて頻繁に欠勤・欠員が出る
・欠勤や遅刻をなんとも思わないスタッフが多い
こういった病院や部署では残業をなくすことは難しいです。
スタッフは疲弊して年度の中間あたりや序盤で人が辞めたり休職すると残されたメンバーで1年仕事をやりのけないといけないなんてことになるので、状況を早めに見極めてその職場を離れることをお勧めします。
係活動や会議への出席
大きな病院に比較的見られるのが、係活動や会議への出席が多くて、患者さん以外の部分での残業を多いパターンです。
大きな組織を管理する上で、どうしても係活動や委員会、会議の頻度が増えてしまうことはあります。
しっかりと超過勤務を取らせてもらう、またはできるだけ係活動、委員会を抱えないようにすることが大切です。
そういった部分の残業に悩んでいる方は下記にも記載しますが、労働基準監督署が過去に介入したことのある病院がオススメです。
勉強会への出席
大学病院などは頻回に勉強会があったりするために残業が増えることがあります。
基本的に勉強会は任意の参加とされていて、残業代がそもそもでないことも多いかと思います。
勉強する意欲がものすごく強い方はあまり気にされていないかと思いますが、そうでない人にとっては少し辛いですよね。
他者の仕事が終わらないため、気を遣って帰ることができない
比較的若いスタッフは先輩の仕事が終わらないから気を遣って帰れないなんてことありませんか??
最初は自分の方が明らかに仕事が遅いので、いつも自分だけ遅くまで残るなんてことになっていたと思いますが、一定の経験年数を経た後は自分の方が仕事が早く終わることもあるでしょう。
周囲のスタッフが協力的であれば、それなりの仕事が残っていても意外とあっさり残業も終わってしまうのです。
日頃からスタッフとの関係を良好に保ち、持ちつ持たれつのいい関係を作るようにしましょう。
残業が少ない部署や病院
残業をできるだけ回避するために残業が少ない部署について説明します。
一般的には一般病棟より、ユニット系が残業が少ないです。
集中治療室の多くは2:1の看護比率を採用していますので、受け持ちは2名程度になることが多いです。
軽症の患者さんを病棟に出して、入院患者などを受け持ったりするとトータルで3名、4名の受け持ちになることはありますが、それでも一般病棟に比べれ圧倒的に残業は少ないはずです。
ハイケアユニットはHCUなどで、集中治療室と一般病棟の中間の位置付けになるので、比較的重症な人もいて、受け持ち人数も増えたりします。
何よりも病院としてもかなり使い勝手のいい病棟になるので、入退室が激しくとても忙しいので残業は多くなる傾向にあります。
集中治療室は残業は少なくなるかもしれませんが、病棟のみの経験者や新卒にはハードルが高いと感じるかもしれません。
そんな時は「リハビリ病院や急性期病院を避ける」ことがおすすめです。
急性期病院はどうしても緊急の処置や手術、急変が多くなってしまう傾向にあるため、そういった環境を避けることで残業も減らせることができます。
さらに追加で、外来を選ぶという方法もあります。
外来系は病棟のように特定の患者を受け持つ制度ではなく、時間がくると外来もしまってしまいますし、記録に追われることもほとんどありません。
救急外来であろうと、皮膚科外来であろうと比較的定時が帰りやすい部署になります。
・一般病棟やハイケアユニットを避け、集中治療室を選ぶ
・リハビリ病院を選ぶ
・急性期病院を避ける
・外来を選ぶ
残業が少ない病院の特徴
上記にも少し紹介しましたが、労働基準監督署が介入した経歴がある病院は残業が少ない傾向にあります。
労働基準監督署は文字通り、労働環境を監督している国の機関です。
病院側が労働者を不当に扱ったり、労働基準法に乗っ取った雇い方をしていない場合に病院側にペナルティを与えたりします。
過去に労働基準監督署に介入された病院は、残業時間の見直しや働き方改革を行っているところが多いです。
なので、そういった病院を選ぶことで、残業代がしっかり支払われたり、残業が少ない職場を見つけることができます。
詳しくは下記の記事を参照してください。
残業が少ない病院は転職サイトで探せ!
本題ですが、残業が多いまたは残業代が正当に支払われない病院で働いていても、現状を大きく改善することは非常に難しいです。
上記の記事内容を参照に、転職サイトに登録して、残業の少ない病院を探して見ませんか??
転職サイトは病院の内情にも非常に詳しいため、残業が少ない病院を選ぶことを条件に設定すれば、自分に見合った病院の求人を見つけてきてくれます。
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。