新人看護師のみならず、中堅看護師の中でも悩みとして多く挙げられるのが、
「頭が悪い」
というものです。
頭が悪いと何故感じる?
頭が悪いのが悩みとは具体的にどんなものがあるのでしょうか??
・病態の理解ができない
・処置やケアの内容が覚えられない
・勉強しても覚えられない
・仕事ができない
など色々上がってくるかと思います。
頭が悪いと悩んでいる方に、結論を申し上げると、
「どれだけ自頭が良くても悪くても、上手くいっていないのであればやり方を工夫すれば、きっと状況は改善される!」
です。
そもそも看護師の資格を手に入れるまでに、皆さんがどれほど勉強してきたか思い出してください。
3年ないし4年の時間をかけてじっくりと看護について勉強して、国家試験を通過して看護師の免許を取得するはずです。
ちょっと勉強すれば合格するような簡単な試験ではありません。
看護師はそのような試験をパスできるような能力を持った人ばかりです。
勉強する姿勢も持った人ばかりです。
なので「頭が悪い」のではなく「やり方や考え方が悪い」から上手くいかないだけだと思います。
今回は、頭が悪くて仕事ができないと悩んでいる看護師さんのために、悩みの解決に向けた内容を書いていきます。
私も頭がかなり悪い
私は都内の大病院の集中治療室に配属されて7年目になる看護師です。
新卒新人で集中治療室に配属されて、勉強の仕方にも悩みましたし、頭が悪いと自分を責めたこともたくさんありました。
私は学生の頃から勉強のできる人ではありませんでしたし、大学もセンター試験を失敗して、国公立も全て落ち、私立の偏差値の低い大学に泣く泣く入学しました。
そんな私は大学に入ってから突然覚醒してバリバリ勉強できるようになって、今にいたると思いますか??
大学でも成績は良いわけではなく、他人の2倍も3倍も勉強してようやく並ぶぐらいの頭でなんとかやっていました。
就職してからも周りには某有名大学出身者や高偏差値の大学を卒業した猛者もたっくさんいます。
勉強できないことで、周りに置いていかれて一人できないことに劣等感もたくさん感じました。
でも、今は後輩の指導も任されますし、実習生の指導担当もしていますし、リーダー業務もやりますし、超重症患者も持ちます。
はっきりいって自頭は相当悪いですが、それでもそれくらいの仕事はできるようになりました。
学生で学んだ内容と実際の現場は違う
看護師になるために国家試験や実習という壁を乗り越えてきている皆さんなら、看護師として働く上で学習能力は十分に持ち合わせています。
しかし実際働いてみると、自分の頭が悪いから仕事ができないと感じる場面も多いかと思います。
それは、
学生で学ぶ内容と実際の現場で使う知識がリンクしていないこと
が原因だと思います。
現場の実際は、学生の時に学ぶ内容よりよりハイランクですし、内容も難しく、複雑です。
疾患や病態、治療やケアのことだけではなく、一般的な業務や社会人としてのやりとりや人間関係など覚えることは考えることが山ほどあります。
新人看護師時代は現場で覚えることの多さや疾患や病態の複雑さに途方にくれることが多かったのではないでしょうか。
日々の業務へ取り組むスタンス
業務は、新しいことはひたすらメモして、自分なりに見やすいノートにまとめて、あとは回数をこなして体で覚えていくことが一番早いかと思います。
疾患や病態、治療やケアについては知識面がかなりウェイトを占めますので、体で覚えるということは難しいです。
わからないことを調べている時間もないので、とりあえず仕事終わりに何がわからなかったのか思い出せる程度に軽くメモを残しておくといいでしょう。
このわからなかったことをメモしておく作業はとても重要です。
業務中に完璧に覚えようとするのは難しいので、とりあえずなんでもメモして後から振り返れるようにすることが肝心です。
1.メモ魔になろう
2.自分なりのまとめノートを作ろう
勉強への取り組み方
勉強への取り組み方で大切なことは、
「わからなかった内容はその日のうちにできるだけ調べておく」
ということです。
今の私もそうですが、気になる内容や理解が曖昧な内容があった時に資料などを印刷して持って帰るものの、時間がある時にやろうと思って結局やらないパターンです。
その日にやらなかったものは、後にも先にもだいたい勉強することはありません。
現場で見たり聞いたりした内容をその日のうちにおさらいすることで、頭に入る率が全然違います。
でもどうしてもその日のうちのできないこともたくさんあります。
そんな時でも数日以内には必ず復習するようにしましょう。
また学びたい内容が多すぎて何をしていいかわからないということもよくあると思います。
特に集中治療室に入職したての私はどこから勉強していいかわからなくて、かなり無駄な時間を過ごした記憶があります。
勉強する内容が多くて迷う時は、
「その日、自分が触れたり、見たものを優先的に勉強する」
ことをお勧めします。
やはり知識の定着率が、見てすぐの後だと全然違うので、後々の効率が非常によくなります。
1.学んだことや気になることはその日のうちに復習するようにしよう。
2.学ぶ内容が多い時は、その日経験したり見た内容を深めて勉強しよう。
職場環境も大切
自身が勉強する際に、影響する因子の一つとして職場環境があります。
逆のパターンもしかりで、自分は勉強したいと思っているけど、周りは全然勉強してないからなんとなくやらないで時が過ぎてしまっている、なんてことがありませんか??
私の職場では、中堅でもベテランでもわからないことはしっかり調べて勉強しています。
今でも最新の本を持ち歩いて読んでいるベテランの先輩もたくさんいます。
見ているだけで、ものすごく勉強する意欲を掻き立てられますし、そういう人たちと仕事をしていると自分の知識や能力もどんどんついていくのがわかります。
ですので、本当に頑張って勉強したい方は職場や環境を変えるというのも方法の一つだと思います。
看護師の転職サイトであれば、自分の希望にあった職場を見つけることができます。
「勉強したい」「向上心のある人がたくさんいる病院にしたい」
そんな希望があっても、きっと希望に叶う職場に出会えるでしょう。
結論
看護師の国家試験を通過できる頭と勉強する姿勢があれば、決して現場に負けない知識をつけることはできます。
落ち込むこともあると思いますが、勉強した内容が生かされるのに時間がかかることも多いので、諦めずに頑張っていきましょう。
必ず知識や能力は身についていきます。
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