こんにちは!
今回のテーマは「看護師をやめたい時に取るべき行動のまとめ」です。
多くの看護師が授業、実習、国家試験など多大な苦労をして取得した看護師の資格。
いざ現場で働いてみて
「看護師をやめたい」
このように思った看護師が大多数だと思います。
さらにやめたいけど
「やめる時、やめた後にどのように行動に移せばいいかわからない」
と感じる人もこれまた大多数です。
- やめてどうすればいいかわからない
- 今の職場をやめて新しい職場に移るのが不安
- また自分に合わない職場だったらどうしよう
こんな思いを抱えて職場を変えられずにくすぶってる看護師は後をたちません。
看護師の業界は常に人手不足と言われていて、自分で職場を選んだり、働き方を選ぶことができる数少ない職種です。
それにも関わらず行動に移すことができずに、不満を抱きながら働き続けることのメリットを私は感じられません。
この記事を読めば、自分が今どういう行動に移せばいいか、ぼんやりしているものがより明確になると思います。
では早速詳細を見てみましょう。
看護師をやめたいと思うときはどんな時?
看護師として働いていてやめたいと思う時はどんな時でしょうか。
ミスが続いて仕事ができないと感じたり、人間関係が辛いといった理由はどちらも現場ではあるあるです。
看護師をやめたいと感じるのはどの現場にいても感じるのはごく自然のことですし、それがポジティブな気持ちの人もいればネガティブな気持ちの人もいます。
やめたい理由をまとめるとこんな感じです。
- ミスが怖い
- 仕事ができないと感じる
- 人間関係が辛い
- 知識が偏ってるから広い知識を得たい
- 専門的な職場なので総合病院等で働いて看護師としての一般的な仕事を学びたい
- 今の職場で学べることが少なくなったからステップアップしたい
- 責任が重い
- 命のやりとりが辛い
- もっと給料が欲しい
これらに該当する方は是非、続きの記事も参考にしてみてください。
1年目・新人看護師でやめたいあなた
ではやめたいと思った時にどう行動すればいいでしょうか。
答えは
- 同じ施設内で部署を変える
- 施設そのものを変える
- 看護師以外の仕事につく
です。
まず言える事は、看護師という職業は自分で職場を選ぶことができる程人手不足の業種です。
辛いと思うべき場所で働き続けることのメリットが少ないからです。
また同じ施設や病院でも部署を変えるだけで雰囲気や自分が学ぶ内容がガラッと変わります。
今働いている施設や病院を辞めなくても、部署を変えるだけで辛いと思ってることも解消されることがあります。
新人や1年目という立場は、どこの社会でも辛いものです。
行動の指針として、
「心や体に支障が出るなら我慢はしないけど、ある程度の我慢や忍耐力は社会で生き抜くには必要」という事です。
職場を変えたり転職することは決して悪いことではありませんが、嫌なことや辛いことを乗り越えることで人は大きくなれるのは間違いありません。
ただ、辛いまま働いて、今後の看護師人生、自分の人生が潰れてしまっては元も子もありません。
- 自分がどんな職場で働きたいのかを明確にする
- その職場が「自分の職場で成り立つのか、そうでないのか」を情報収集
- 他施設・他病院への転職を検討【転職サイトを利用しよう!】
- 部署異動を検討【管理職へ相談しよう!】
詳しい記事はこちらから。
看護師2年目でやめたいあなた
1年目や新人のやめたいに関連することを書きましたが、2年目になってもやめたい気持ちを抱えている人は多いものです。
- 施設・病院を変える【転職する】
- 部署を変える
- 看護師以外の仕事に就く
2年目には1年目にない苦労や思いがあります。
- 責任が増えた
- 色々我慢し続けたけど限界
- 自分の希望の分野で働きたい
などです。
責任が負担、また辛い状況に歯を食いしばって乗り越えてきたけど、現状が全く変わらないと実感しているなら転職しましょう。
一重に転職とまとめていますが、病棟を変えるだけでも働き方や辛さの度合いもガラッと変わるものです。
1年間、看護師として働いたあなたなら、自分がどんな職場やどんな働き方を望んでいるかは割と明確になっているはずです。
- 自分の理想の職場を明確にする
- その職場が自身の働く施設・病院で成り立つか否か
- 成り立たないなら他施設・他病院への転職を検討【転職サイトを利用】
- 成り立つなら部署異動を検討【管理職へ相談】
施設・病院内で部署を変えるだけで自分の理想の職場に近づけるならぜひそうしましょう。
そうでないのなら転職サイトに早めに登録して、自分の理想の職場をプロに探してもらうようにすると良いです。
詳しい記事はこちらから。
看護師5年目でやめたいあなた
看護師として5年も働いて看護師をやめたいと感じているあなた。
- 同じ施設・病院内で部署を変える
- 違う施設・病院へ転職する
- 看護師をやめて違う職業へ転職する
簡単にまとめましたが、5年目の看護師となると仕事の質も上がり、責任も増えている事でしょう。
5年目でやめたい人は下記のように思っている人が多いはずです。
- 何となく働くのが嫌
- ステップアップを図りたい
- もっと給料が欲しい
- もっと楽な職場を探したい
看護師は職場によって専門性が非常に分かれる職種です。
部署を変えるだけでも得られる知識はとても新鮮なものになります。
また新しいやりがいを見つけるきっかけになります。
実際にやめたい人は下記のように行動しましょう。
- やめたい理由、自分が職場に求めるものを明確にする
- 今の職場で求めるものが叶うか否か判断する
- 施設・病院内で達成可能【管理職に相談して部署異動】
- 施設・病院内で達成不可【転職サイトを利用して他施設・病院へ転職】
- そもそも看護師の仕事が嫌【転職サイトを利用】
病院や施設で働くだけが看護師の仕事ではなく、企業に勤めたり海外で働いたり、起業したり、治験をしたり色んな働き方があるので、是非この機会に色々情報収集してみましょう。
詳しい記事はこちらから。
ミスが辛くて看護師をやめたいあなた
看護師という仕事はミスをすることでメンタル面へのダメージが非常に大きい仕事です。
- 考え方・捉え方を少し変えてみる
- より軽症な慢性期やリハビリ期の患者が多い部署へ異動する【同じ施設・病院】
- より慢性期や回復期、リハビリ期の施設・病院へ転職する【他施設・他病院】
- クリニックなどより軽傷者が多い場所で働く
まず看護師の仕事は恐ろしいぐらい忙しい業務の中で正確で安全な仕事を求められるとても難しいものです。
ミスした際に自分はできない人間だと思ったり、いつか患者さんにとんでもない事故を起こしてしまうのではないかと多くの人は感じてます。
まず言えることは、看護師としてここまでやってこれたあなたは決してできない人間ではないということです。
いつか大きな事故を起こしてしまうと悩んでしまうあなたは本当に心優しい人だと思います。
怖いという気持ちは持ちながら働いていると、その気持ちが日に日にあなたの行動をより安全に、より正確にしていきます。
- 上記のように考え方・捉え方を少しポジティブにしてみる
- ダメなら、より慢性期・回復期の部署への異動を検討【管理職へ相談】
- より慢性期・回復期・リハビリ期の別の施設・病院を検討【転職サイトを利用】
- クリニックで働く【転職サイトを利用】
物事の考え方、捉え方を変えるだけで辛い気持ちも楽になることがありますが、辛いまま働き続けるのは患者にとっても、あなた自身にとってもあまりよくありません。
転職サイトを利用して、転職にプロに直接相談してみましょう。
自分の気持ちが穏やかで、かつ看護師としての力を十分に発揮できる職場がきっと見つかると思います。
詳しい記事はこちらから。
人間関係に疲れて看護師をやめたいあなた
これは看護師に限らずで、一般的に社会人における仕事のストレスで最も割合を占めるのが「人間関係」と言われています。
では人間関係に疲れてしまったらどうすればいいのか。
- 同僚、友人、先輩、家族に相談する
- 現状が変わる可能性があるなら時間が解決するのを待つ
- 働く部署を変える
- 施設・病院そのものを変える
嫌な上司にひどい言われ方をされるとしても、現状下っ端には上司の言動を変える力はほとんどないと思っていいでしょう。
ただ、2番目にあるように、現状が時間で解決する可能性もあることを覚えておいて欲しいと思います。
自分が新人で仕事がうまくできない場合や、新しい部署にきたての場合はお互いの人間関係形成もできていないため厳しい言い方をしてしまう人もいます。
こういう場合は、時間が経過する、または自分の仕事が板についてくると次第に厳しい言われ方をしなくなる場合があります。
ただ、無駄に精神力を消耗してまで長くそこで働き続ける必要はないです。
心が病んでしまっては仕事どころではありません。
またどこで働いても大体クセのある人はいるものです。
ではやめたい時はどのように行動するか。
- 人間関係の辛さは時間が解決するのか判断【客観的な意見が重要!】
- 時間で解決が難しいなら働く部署を変えることを検討【管理職に相談】
- 同じ施設・病院から一度離れたい気持ちがあるなら転職【転職サイトを利用】
- 働くメンタルが保持できないなら躊躇なく休職する
自分が若手・またはその部署に慣れておらず人間関係もうまくいっていない場合ですが、時間が解決するかどうかを主観で判断する事は非常に難しいです。
この場合、気の許せる先輩などに仕事に慣れることで現状が変わる可能性があるのか、また客観的な現状を情報収集することも大切です。
詳しい記事はこちらから。
命のやりとりが怖い。看護師の責任の重さにやめたいあなた
看護師という仕事は、部署によりますが命のやりとりをする場面が多々見受けらる仕事です。
- 同じ施設・病院のより慢性期や回復期の職場へ異動する
- 違う施設・病院のより慢性期や回復期の職場へ異動する
- クリニックや治験・企業で看護師をする
- 看護師以外の職業に就く
私自身、集中治療室で約8年間勤めて様々な経験をしました。
自分のミスで患者さんにより負荷の当たる治療をせざるを得なくさせてしまったり、知識不足が故に重症化を見逃してしまい治療介入を遅らせてしまったことなど数えればたくさん出てきます。
やはりそんな時は「自分は看護師に向いていないんじゃないか」「どうしたらいいんだろう」と悩んだものです。
でもやはりそんな時もありますが、仕事がうまくいって患者さんを救えた時、感謝された時の喜びで自分のモチベーションを保つことができていました。
では働くことが嫌になるぐらいだったらどうしたらいいのでしょうか。
- 今辛いこと、またはどんなところで働きたいか明確にする
- 今の施設・病院内でより慢性期・回復期の部署へ異動【管理職へ相談】
- 他の施設・病院でより慢性期・回復期の部署へ異動【転職サイトを利用】
- クリニックや治験・企業での求人を探す【転職サイトを利用】
- 看護師以外の職業に就く【転職サイトを利用】
看護師は施設や病院で働くだけでなく、クリニックや企業、治験などでも働くことができるのが強みです。
自分にあった働き方を見つけたい人は転職サイトを利用しましょう。
詳しい記事はこちら。
透析や精神科、訪問看護など専門的分野としての看護師をやめたいあなた
透析ナースや精神科勤務、訪問看護師などをしている方々は一般病棟や集中治療室といった分野よりもより専門的分野で働いていると言えるでしょう。
それが故に、様々な悩みを抱えている方も多いです。
- 同じ施設・病院の一般病床、集中治療室へ部署異動する
- 他施設・病院の一般病床、集中治療室へ転職する
- 今と同じ分野で違う施設や病院へ転職する
- 治験やクリニック、企業など看護師として今と違う働き方をする
専門分野で働いている人は一般病棟や集中治療室などで働く看護師よりも転職にハードルを感じていることが多い印象です。
確かに今まで自分が触れてこなかった分野や知識が溢れた職場で新しく働くことはストレスですし、不安も大きいと思います。
専門分野にいて、新しい分野で働くことに不安は必ずありますが、自身の部署で働いていた経験は細部で生きるのは間違いありませんし私自身は思い切って飛び込んで欲しい気持ちでいっぱいです。
- 自分がどんな分野でどういう風に働きたいか明確にする
- 今働いている施設・病院内の異動でやりたいことが達成される【管理職に相談し部署移動】
- 他施設・病院で同じような専門部署で働く【転職サイトを利用】
- 他施設・病院で一般病床、ICUで働く【転職サイトを利用】
- 治験やクリニック、企業で新しい働き方をする【転職サイトを利用】
実際に行動しようと思えたなら、まず転職サイトに登録しましょう。
詳しい記事はこちらから。
回復期、リハビリ、老健、クリニック、デイケアでの看護師をやめたいあなた
回復期病棟、リハビリ病院、老健施設、クリニックやデイケアで働いている看護師にもやめたい悩みはつきものです。
前の項目の専門分野で働く看護師の転職に関連する部分も多いかと思います。
結論からいうと、新しい職場や新しい分野で働くことに誰しも不安は拭きれませんが、自分ややりたいと思った分野ならきっと楽しくやりがいを持ちながら働くことができます。
- 今とは別の施設で似た分野へ転職する
- 小規模な施設や病院へ転職する
- 大規模な施設や病院へ転職する
- 看護師ではない職種へ転職する
問題は職場を選ぶ時です。
自分のモチベーションが維持できる快適な職場を見つけることができるかどうかが鍵となります。
人によりますが
- 人間関係がよく風通しが良い
- 福利厚生が充実している
- お給料が高い
- 昇格やステップアップが明確、その機会がある
など自身が求めるものにあった職場を探すようにしましょう。
- 自分がどんな環境やどんな分野で働きたいか明確にする
- 職場環境を変えたいなら似た分野の別施設・病院へ転職【転職サイトを利用】
- ステップアップを図りたいけど少しずつがいい場合は小規模な施設や病院へ転職【転職サイトを利用】
- より大きな施設へ転職してステップアップを図る【転職サイトを利用】
- 看護師以外の職種へ転職して違う人生を歩む!【転職サイトを利用】
看護師をやめたいけどやめられないあなた
今の職場での看護師をやめて、別の職場に異動もしくは転職したいと思ってはいるけど、
- 奨学金に縛られていてやめられない
- 上司が許してくれない
- 辞めるとどうしても言い切れない
- 他の職場が今より良い環境かどうかわからず不安でやめられない
などの理由でやめるにやめられない人も多いかと思います。
- やめたいならその意思を貫く
- 奨学金返済の規則を再度確認
- 転職サイトに登録してしまう
- 働きたい職場の採用を先にもらってしまう
- 転職サイトのアドバイザーにアドバイスをもらう
辞め方にもよりますが、多少嘘を織り交ぜてでも辞めなければならない理由を伝えることは重要です。
また奨学金の返済が残っていて働かざるを得ない人もいるかと思いますが、奨学金は別の職場で働きながらでも返済は可能な場合が多いです。
奨学金返済に関するルールを今一度確認してみることをお勧めします。
- やめたい理由を明確にして、辞める意思を固めよう!
- 奨学金を利用している人は返済ルールを再確認
- 転職サイトに登録して理想の職場を先に探してしまおう【転職サイトを利用】
- 上司・管理職へ辞める旨と、自分の意思は固いことを伝えよう
新しい職場が今の職場より快適に働けるか分からなくて転職に踏み出せない人もいるかと思います。
看護師は全国どこでも仕事がある貴重な職種です。
必ずいい職場は見つかりますよ。