看護師の夜勤専従はやって見るといろんな発見があります。
そもそも夜勤専従とはどんな勤務なのでしょうか??
給料面や勤務形態、その他生活などについて色々知りたいことが多いかと思いますので、夜勤専従を現役で実践している看護師の私が、夜勤専従の実際をお伝え致します。
夜勤専従とは
そもそも夜勤専従とはどのような勤務形態なのでしょうか??
夜勤専従とは1ヶ月ないしそれ以上の期間を夜勤だけの勤務で働く勤務形態のことを指します。
私の職場では希望者もいるぐらい人気ですし、私も実は夜勤専従をたくさんやりたいと思っている人です。
また夜勤専従は職場によって数ヶ月連続で行うこともあります。
ちなみに私は2018年10月に夜勤専従をしたので、私の勤務表を参考までに写真を載せます。
では早速メリット・デメリットの説明に移っていきたいと思います。
夜勤専従のメリット
1.給料が良い
夜勤専従を行う方の多くは「高い給料」を目的にされているかと思います。
看護師が夜勤をする時、一般的に夜勤1回につき1~2万円程度の夜勤手当というものが支給されます。
本来であれば月4~5回程度の夜勤を9~10回に増やすことになるので、その分支給される給料が上がることになります。
さらに夜勤手当に加えて、施設によっては夜勤専従手当というものが支給されます。
夜勤専従手当は夜勤手当とは別に、夜勤専従をしたことで数万円の給料が上乗せされます。
結果として、普段の勤務と比べて、夜勤専従をすることで13~14万前後給料が多く貰えることになります。
2.生活のリズムはむしろ安定!?
夜勤は生活リズムを不安定にし、睡眠障害を起こしたり、体調を崩しやすい原因になることは看護師をされている皆さんなら承知のことかと思います。
単発的に夜勤を行うとどうしてもリズムが崩れてしまい、体調にも影響を与えることがあります。
逆に夜勤専従は夜勤しか行うことがありません。
夜勤専従を日頃から経験している私の意見としては
「夜勤専従を行うことで、逆にリズムが安定する」
ということを是非伝えておきたいです。
普段の生活にたまに夜勤を挟むとどうしても体がその変化について行かず、リズムが崩れやすいですが、夜勤だけの勤務になってしまえば体もその勤務に慣れて来るの意外とリズムは安定します。
ただ、普段の過ごし方や夜勤中の過ごし方、夜勤明けの過ごし方を大きく間違えるとリズムが崩れる原因になってしまいます。
気になる方は是非、下記記事も参照してください。
3.プライベートが充実
夜勤専従をするとプライベートの時間がかなり増えます。
夜勤専従の夜勤は公休の関係で基本的には9~10回しかやってはいけない法律になっています。
10月の勤務を参考にすると夜勤は9回で、その他の全て休みになっています。
私の職場は完全2交代制度なので、準夜勤と深夜勤が離れることはないので、必然的に2連休や3連休が生まれやすい勤務形態になっています。
10月は緩い勤務ではありましたが、2連休が3回と3連休が1回ありました。
さらに夜勤明けになっている日も仕事自体は9時頃に終わります。
明けの日は半休だと思えば、実質休みは月16日前後分ぐらいは貰えることになります。
4.煩わしい業務を避けることができる
会議や係活動、委員会活動等は基本的に日勤中や日勤後に行われることが多いと思います。
夜勤専従をすれば、特に自分が勤務をしている時の会議やその他活動に参加することができません。
煩わしい業務を避けたい方にもオススメの勤務形態です。
5.処置・ケアが少ない
緊急以外の処置やケアは夜勤ではあまり実施せず、日勤帯で行うことが多いです。
面倒や処置やケアは基本的に日勤帯で行ってくれることが多いため、夜勤はそういった処置・ケアも避けることができます。
6.苦手な人を避ける方法にも使える
苦手な人がどのような勤務形態で働いているかにもよりますが、場合によっては苦手な人とほぼ勤務することなく働くことも可能になります。
苦手な人が夜勤をしない人、もしくは夜勤の頻度が少ない人であればほとんど一緒に働くことはありませんので、精神安定的にも夜勤専従はオススメになります。
7.朝早く起きる必要がない
夜勤だけの勤務になりますので、少なくとも午前中は好きなだけ眠ることができます。
朝、好きな時間まで寝れるというのは私が気に入っている内容でもあって、かなり活用させてもらっています。
夜勤専従のデメリット
1.勤務時間が長い
私の職場は完全2交代ですので、夜勤を1回するだけで約16時間程度は病院に拘束されてしまいます。
2.激務の勤務が続くと疲弊する
夜勤も内容によっては、楽な時と忙しい時に差があります。
激務の夜勤が続いた時は流石に辛いですが、落ち着いた夜勤の時は自分の仕事もマイペースにこなせますし、内職をしている先輩も多いです。
また、部署によっては季節性で忙しさに差が出るところがあります。
特に血管系、脳、心臓系の部署は冬に劇的に忙しくなる傾向にあります。
逆に夏場は暇になる傾向にあります。
そういった部署で働かれている方や働く方は冬の夜勤専従より、夏の夜勤専従を強くオススメします。
3.生活のリズムが崩れやすい
夜勤専従はプライベートの時間もたくさんありますし、朝もゆっくり眠れるので、どうしてもダラダラ過ごしてしまいがちです。
しかし出来るだけ自分の生活リズムを作って、ある程度生活にメリハリをつけないとどうしてもリズムは崩れがちになってしまいますので注意が必要です。
是非、下記記事も参照ください。
4.数ヶ月連続で行うと精神面に影響が出やすい
私の経験上ですが、夜勤専従が連続していて、2ヶ月目の後半から3ヶ月目に突入してくると、メンタルに影響が出てきます。
なんとなくやる気が起きなかったり、体がだるいような気がしたり、少し気持ちが落ち込んだような状態になります。
私の経験上からは、夜勤専従は連続でやっても2ヶ月までにして、普通の勤務形態も織り交ぜて各月ぐらいでやることをオススメします。
私の夜勤専従の収入
私の場合、夜勤専従を開始した月の給料に夜勤専従手当が3万程度が支払われます。
そして翌月の給料に夜勤をした回数分(9-10回)の夜勤手当(1万円程度/回)が支給されます。
つまり夜勤専従をした月はいつもの月より手取りが3万程度増え、翌月はいつもの手取りより10万程度増えることになります。
これは私の職場での話ですので、一括で払われる場合は、夜勤専従でない月よりも13万程度手取りが増える計算になります。
夜勤専従の求人を探すのにオススメの求人サイト
夜勤専従を取り扱っていて、病院のホームページなどから急募をかけている施設はなかなか見かけません。
転職サイトを使えば、夜勤専従の求人だけをごそっと集めてきてくれるので、時間の節約と求人を探す手間の節約になります。
以上になりますが、参考になりましたでしょうか??
夜勤専従について詳しく理解して、是非この記事を活用して頂けると幸いです。
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