看護師として働いている皆さんの多くは「夜勤」がつきものだと思います。
今回はそんな夜勤という勤務形態が日々の仕事に組み込まれている看護師の朝活について焦点を当てて見たいと思います。
この記事を読んで朝活のメリットを知り、是非はじめてみてもらいたいと思います。
朝活とは
その名の通り、「朝」「活動する」ことです。
「早起きは三文の徳」と昔から言われておりますが、あながち嘘ではありません。
いまでは朝活は一部でブームとなっていて、朝の時間に
早朝ランニング
犬の散歩
読書会
ヨガ
勉強
など皆上手く時間を使っています。
朝活をすることで看護師である我々にも同様に様々なメリットがあります。
実際にやってみたことはあるけど、勤務が不規則で中々長続きがしなかったという人も是非、メリットを知って、継続の糧にしてもらえたらと思います。
朝活のメリット
では朝活のメリットについて見ていこうと思います。
朝活のメリットには、具体的に
1.起床後3時間のゴールデンタイム
2.重要なタスクを朝に済ませられる
3.生活のリズムがつく
4.早寝の習慣が体を休息させる
5.気持ちも前向きになる
の5点があると思います。
起床後3時間のゴールデンタイム
一般的に、起床後3時間は一日で一番頭が冴え、集中できると言われています。
つまり仕事や勉強、家事などが普段以上のパフォーマンスが発揮できるということです。
「朝ぎりぎりまでたくさん寝て、やりたい事は仕事終わりにやってるから大丈夫」
「朝しても、夜してもやってることにかかる時間は一緒でしょ?」
と思う方もいらっしゃるかと思います。
ただ、一日身体と頭を使った体では蓄積されている疲労度も違います。
体力があり余った状態で頭を使うのと、疲れ切った状態で頭を使うのとどちらが効率がいいかは言うまでもありません。
仕事のあとなら2時間かかっていた作業が、朝なら30分で終わります。
これくらいの可能性を秘めているのが朝活です。
1時間半有用な時間が増えれば、時間がなくてできなかったことに手がだせたりしませんか?
実際に私は朝活を資格の試験勉強に役立てました。
やってみるとわかりますが、非常に集中力が増します。
普段は仕事終わりや休みの日にしてましたが、途中で眠ったり、なんだかうまく頭が働かなくて勉強がはかどりませんでした。
朝活を利用した結果、短い時間で取れたのが「心電図検定2級」です。
下記に心電図検定について紹介しておきます。
試験勉強に関わらず、仕事の後にやりたかったことならなんでも実践できます。
その日の仕事で行うことがわかっている処置などを復習すれば、仕事の効率もモチベーションも上がりますし、不安の軽減にも繋がります。
重要なタスクが朝に済ませられる
少し精神論的な部分も入ってくるかもですが、
嫌な仕事や重要なタスクが朝いちばん頭が働くうちにやってしまえば、あとは比較的楽に過ごせませんか??
勉強もそうですが、仕事の後半や仕事後にこういうものを残してしまうと、
疲れているのに・・・と気分もなかなか前を向いてくれませんよね。
朝やってしまえば、アフターファイブもだいぶ心に余裕ができます。
心の健康にも繋がりますよ!
生活のリズムがつく
朝活には必然的に早起きをする必要性があります。
寝不足の状態で朝活なんて継続できないですし、何よりも睡眠不足では朝活の効果も落ちてしまいます。
早く起きるために早く寝る必要があります。
早く起きるようになると、
朝ごはんを食べる時間が取れたり、睡眠も確保できる、など
「規則正しい生活」が送れるようになります。
以前、睡眠に関する記事も書きましたが、これも関連深いので一緒に載せておきます。
朝早く起きるので必然的に朝寝坊予防も予防できますね。
電車が混む場合なども、早く出勤すれば混雑も回避できますし、
雪や台風などの時も、早く起きて行動している人は遅刻等もなく出勤できたりもします。
早寝の習慣が体を休息させる
例えば、同じ6時間睡眠。
「遅く寝て遅く起きるのと、早く寝て早く起きるの」
何が違うのか。
睡眠の記事にも書きましたが、人には体内時計が備わっています。
人が地球に誕生したときは、今のような電気や明かりをつけておくということができませんでした。
なので、日が落ちれば夜と認識し、日が昇ると朝と認識して、そのサイクルの中で人が生きていました。
今の人にもその記憶が遺伝子レベルで刻み込まれいるそうです。
夜寝て、寝ている間に頭や体の疲れた部分や壊れた部分の修復を図っています。
そのゴールデンタイムは成長ホルモンがドバドバ出ると言われている22時~2時です。
この時間に寝ていて7時間程度の睡眠を確保しようとすれば必然的に朝4か5時には起きることになると思います。
夜遅くまで起きていると人に本来備わっているリズムを崩し、本調子ではなくなるので同じ6時間睡眠でも効率自体が悪くなると言われています。
まとめると
「寝るのが遅く、朝ギリギリまで寝ている人の日常が24時間」
だと仮定して
「早く寝て、早く起きている人の日常は26時間」
という考え方を私はしています。
寝るのが遅い人よりも効率よく短時間でタスクが終えられたり、満足できるので、無駄な時間がより少なくなり、24時間しかない1日でも24時間以上のパフォーマンスができる。
という考え方です。
仕事効率もよくなり、身体も健康になり、より仕事効率もあがり・・・
このサイクルが作れているひとはどんどん人生効率よく生きていきます。
しかしわかっていてもできないのが人だと思います。
睡眠のゴールタイムに眠れていることで、体がいつも以上にしっかりと休息がとれる状態になるので、同じ睡眠時間でも早く寝ると体がしっかりと休みます。
気持ちも前向きになる
朝活を始めた最初のうちは眠たいですが、継続して習慣付いてくると朝しっかりと起きれるようになります。
何故気持ちが前向きになるのか。
それは日々の生活の充足感が根本にあると考えています。
気持ちは人の生活に非常に影響を与えます。
多少嫌なことや辛いことがあっても、気持ちが前向きであればそんな事は難なく蹴飛ばすことができます。
そうすると良い循環が生まれて、さらに気持ちは前向きになり・・・
と朝活を継続するだけで、日常がかなり変化すると思います。
朝活継続のコツ
朝活は何より継続することが大切です。
そのコツを少し紹介します。
ゆっくり調整していく
朝活を始める決心をしてすぐに朝4時に起きたりする人がいますが、それでは体がついていきません。
まずは15~30分早く寝て15~30分早く起きてみるといった感じで、少しずつ朝起きることに慣れていくようにしましょう。
睡眠不足は最大の敵
睡眠不足では朝活は決して長続きしません。
生活習慣が狂いやすい看護師は夜ほど活発になりがちだったりします。
なので、思わず寝ることを忘れてテレビやスマートフォンに夢中になったり、遅くまで飲みに出かけることもあるでしょう。
しかし睡眠不足のデメリットは朝活ができなくなるだけでなく、普段の生活や仕事のパフォーマンスを下げ、さらに生活の質を下げかねません。
やる気も出なくなりますし、朝活と真逆で負の連鎖を引き起こしてしまいます。
朝活を考える前に、まずは睡眠不足を解消するように行動してみるだけでも、生活は一変しますよ。
大きすぎない目標を持つこと
初めから大きな目標を立ててしまうと、達成できなかった時に途端に継続する意欲が失われてしまいます。
最初は早く起きるより、
「いつもより15分早く寝る」
など小さな目標を立てて、徐々に自分の最終目標に近づけるようにしましょう。
何回か目標が達成できなくても、あまり気にする事はありません。
1つひとつの成功の積み重ねが大切です。
軽い気持ちで、自分の体の変化を楽しみながら継続すると意外と長く続きますよ。
上記の考え方で私は朝活をしてますので、是非参考にして頂ければと思います。